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周囲/当事者の方へ

2024/05/17

精神科に通院しながら働いている方へ

心に不調を抱え、精神科に通院している方の中には、休職せずに働き続けている方も多くいらっしゃいます。発症要因も治療段階も様々であるため、何が正しいかは一概に言えません。しかし、中には思い切って休職し、うつの発症要因と向き合って再発予防の準備をした方がいいケースもあります。今回は事例を基に、精神科に通院しながら働いていた方がなぜ休職に至り、どういった経緯でリワークに通うことになり、どのように心境が変化していったのかをご紹介します。


事例:20代女性。昔から人と接する際に不安を感じやすく、関係性を深めることに苦手意識があった。学校を卒業後に入社した職場で、何とか仲の良い同僚を作ることができ、数年は順調に働けていた。しかし、4年目に入って仲のよい同僚が異動となり、仕事で求められるハードルが上がるにしたがって夜眠れないことが増えてきてしまったため、精神科を受診。主治医からは、抑うつ状態であるので休職するようにと勧められた。
しかし、仕事から離れることに抵抗があり、自分でも「働き続けられる体調ではない」と分かりつつも、この先どうなるのか不透明な中で「休職」という決断はできなかった。土日に通院して睡眠薬をもらいながら仕事を続けていたが、そんな中、新しく部署間の調整が必要な仕事を任された。調べたり質問したりしながらやっていたが、対人関係が複雑な部署間の都合の調整に強いストレスを感じていた。上司に上手く相談できず、仕事を抱えて怒られる悪循環に陥っていた。様子を心配した家族と主治医から休職を勧められ、限界を感じてやむなく休職に至った。

休職し始めた頃はショックも大きく、耐えていた分だけ心身にダメージを受けており、ベッドに横になって過ごす時間が長かった。通院した際に、自立訓練やリワークについて主治医・PSWから説明を受けたような気がするが、話を聞く余力がなく頭に残らない程、集中力や今後について考えていく力も落ちていた。夜になると頭が冴え、うつ病を発症した環境で自分がどうしたらよいのか、何を変えたら良いかが分からず、将来を悲観して考え込むようになった。

休職して3か月ほど経ち、やっと人の話が聞ける状態まで回復した頃、主治医から再びリワークを勧められた。改めて内容を聞いた際、集団の中で過ごすことに不安は感じたが、復職前の参考になればとリワークを探した。いくつかの事業所を検討していたが、体験利用時にスタッフが積極的に話しかけてくれたことに加え、プログラム参加時に他の利用者の人が優しく自分の話を聞いてくれ、緊張が緩んでほっとできたこともあり、ビューズの利用を決めた。

最初は人と交流することに強い不安を感じていたが、プログラムに参加していく中で他の人も同じように仕事の中で悩んできたこと、その中で自分の課題に向き合う姿を見て、少しずつ自分に向き合おうと考えられるようになってきた。否定されずに受け止めてくれるコミュニケーションのルールがあることで、時間をかけて、話しやすそうな相手を選んで、少しずつ自分のことを話せるようになってきた。思い返せば、何としてでも出社しようと考えていた頃、常に否定的な考え方を自分にも周りにも向けており、辛かったのだと受け止めることができた。

ビューズに来てしばらく経ち、利用者さんとの関係性ができていくに従って、自分の思っていることを話すことが苦ではなくなってきた。ビューズでは内面の開示を強要されないので、自分のペースで話す内容を調整できたのがやりやすかった。働いている間は自分のことを話すのがとても嫌だったのだが、思い返せば否定的な思い込みが強く、極端にできていないと自分を責めたり、周囲を警戒しながら過ごしていたと思う。話せる人が増えてくると、「楽しい」「嬉しい」という感情が自然と感じられ、皆とラフに交流するのが好きだった本来の自分を思い出してきた。

仕事から離れていることの焦りや、否定的な考え方、気分の落ち込みは依然としてあるため、毎日気分に問題を抱えず過ごせているわけではない。ビューズには同じ悩みを抱える人たちと共に、自分と向き合いながら、将来の自分について冷静に考えていきたい。


いかがでしたでしょうか?

休職するという決断をするのは、とても勇気のいることです。一方で、休職に入るのが遅くなると、その分回復に時間がかかることもあります。今回のケースでは、働いている時はどうしても落ち着いて自分と向き合う時間が作れず、不調も改善しなかったのでやむなく休職に至りました。ストレスの渦中にいると気づけないことも、離れることで初めて自分を客観視し、自分の持っている否定的な考えを「思い込みかもしれない」と立ち止まって振り返ることができます。

すぐに休職の決断ができなくても、まずは主治医や専門家に相談し、話を聞くだけでもいいと思います。今迷っている方も、お気軽にビューズにお問い合わせください。

また、当事者を見守る周囲のご家族の方にとっても、本人が限界を迎える前に、一歩立ち止まって休職するという選択があることを知るきっかけになれば幸いです。

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