わたしのViews体験⽇記支援プログラム体験レビュー

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Viewsに通っている人は、いったいどんな毎日を送っているのか? 
一人の利用者さんの日記を通して、日々の取り組みや思いに触れてみてください

Viewsのライフサポートには「自分を知る」「心身を整える」など複数のテーマがあり、テーマごとにプログラムの内容も多岐にわたります。実際に体験した人は、どんなことを学んだり、感じたりしているのでしょうか。一人の利用者さんにお願いして、プログラムごとの体験日記を書いていただくことにしました。

T・Sさん(20代・女性)

T・Sさん
(20代・女性)

大学卒業後に就職するも、人間関係のトラブルで退職。うつ病と診断され、自宅に籠もっていたが、インターネットを通じてViewsのことを知る。最初の見学で利用者とスタッフの優しさに好感を抱き、意を決して通所を開始した。「新しいところに入っていくのは緊張しますが、余計な詮索をされないし、思ったよりも明るい雰囲気なので、なんとか通えそうです」と話してくれた。

Vol.2
マインドフルネス
体験レビュー

「心とからだをゆるめるトレーニング。これまで意識したことはなかったかも…」

9:00~10:00

はじめて体験するマインドフルネスってどんなもの?

今日はマインドフルネスのプログラムを受けるため、午前中にViewsへ。朝から出かけるのは気が重かったけれど、天気がよかったので、思いきって自宅を出ました。

このあいだ、Viewsのスタッフさんから「通所を始めたばかりなら、マインドフルネスを一度受けてみませんか?」 と、声をかけてもらっていたんです。

そのときは、心やからだをゆるめるためのプログラムだと説明を受けたのですが、正直よくわかりませんでした。ゆるめるってどういうこと? そもそも、ゆるめることが必要なの? いろいろな疑問があったので、一度受けてみることにしたんです。

この日の参加者は、わたしを含めて10名ほど。参加する利用者さんと一緒に、Viewsから歩いて5分ほどのところにある地域のコミュニティーセンターに移動しました。

コミュニティーセンターには畳の一室があって、そこで寝そべったりしながらプログラムを受けます。ファシリテーターは、マインドフルネスの講師をしている渡辺清乃さんという女性です。

10:00~10:30

まずはウォーミングアップでからだをほぐす

はじめに、「今の自分に意識を向ける」ための時間が設けられました。リラックスできる姿勢で目を閉じ、1分間のあいだに自分の頭の中、心、からだが今どんな状態なのか、意識を集中します。でも、これがけっこうむずかしい…。

気がかりなことが頭から離れなくて、ぐるぐると思考がかけめぐってしまいます。「ああ、自分は今、緊張してるんだな…」ということをぼんやりと考えていました。

その後に共有の時間があり、この日は3人一組になって、1分間のワークで感じたことをお互いに話します。わたし以外の2人は、それぞれ違った思いや気づきを話してくれて、「その感覚は自分にも当てはまるな」とか、「自分とは違う感じ方もあるんだな」と思って聞いていました。

わたしが「緊張していて自分の意識に集中できませんでした」と話したら、何度かマインドフルネスを受けたことのある利用者さんが「わたしも最初はそうだったよ」と言ってくれたので、ほっとしました。

そして次は、部屋の電気を消して、座り姿勢で手足の指をほぐし、腕をねじって、腰を回してと、からだを順にほぐします。最後は寝転んで、寝返りをうつように姿勢を変えていきます。マインドフルネスは、自分のからだに意識をむけながら、ゆっくり丁寧にからだをほぐしていくのが大切とのことでした。

10:30~11:00

からだのパーツに意識を向けるボディスキャン

続いて、ボディスキャンというワーク。あおむけになり、講師の渡辺さんのガイドに従って、足の先から順にからだのいろんなパーツに意識を向けていきます。説明を聞くとむずかしそうだけれど、「あまり考えすぎず、意識が遠のくのに任せてもいいですよ」とのことだったので、まずはその通りにしてみようと思いました。

でも、ガイドを頼りにしながら、からだのパーツに意識を向けようとするのですが、気がつくと雑念が頭に浮かんでいます。そのまま考えをめぐらしていると、「足首に意識を向けて~」「次はおへその辺りに意識を移して~」と渡辺さんの声が聞こえてきて、我に返り、意識を頭からからだに戻す。その繰り返しです。

そのうち雑念がふわふわして、ぼーっとしてきました。リラックスして寝てしまった人もいるみたいで、どこからか寝息が聞こえてきたり…。15分くらいの時間でしたが、あっという間に感じられました。

ボディスキャンが終わると、また3人で共有する時間がありました。何度かマインドフルネスを受けている利用者さんは、集中できたと言っていて、はじめて受ける利用者さんは、わたしと同じように、頭がぼんやりとしてからだがゆるむ感覚があったと話してくれました。

11:00~11:30

何もしないモードが、脳を休ませてくれる

5分ほどの休憩を挟んでから、マインドフルネスについての説明がありました。マインドフルネスでは、今に集中すること、評価・判断をしないこと、ただ気づいて観察することの3つが大切なのだそうです。

いろんなことを話していただいた中で、印象に残っているのは「問題解決モードから離れる」という言葉。善し悪しを判断して、よくしよう、よくなろうとするのが問題解決モード。ときには必要だけれど、思考をいったん切り離し、何もしないマインドフルな時間を設けることで、問題解決モードのときにもよい影響が出るという話でした。

それに、寝ることも何もしないモードの一つなんだとか。たしかに、状態がよくないときにはたくさん寝てしまうのですが、そういうときって、脳がマインドフルを求めているのかもしれません。

あと、わたしは「~するべき」という思考が強く、不安に突き動かされて行動する傾向があるので、ゆるめること、思考を保留することができたら、心がもっと楽になるんだと思います。急にはできないかもしれないけれど、少しずつ意識していきたいです。

11:30~12:00

マインドフルネスは、心の筋トレのようなもの

最後は呼吸に集中するワーク。背筋を伸ばして座り、呼吸に意識を向けていきます。雑念が浮かんだことに気づいたら、一度手放して、また呼吸に戻ります。

でも、背筋を伸ばすとからだがふらついてしまって、なんだか呼吸に集中できません。集中できたと思っても、意識が下がると、またからだがふらついて倒れそうに…。思考の連鎖も起こって、うまく雑念を切り離すことができませんでした。

呼吸のワークをしたら、最後の共有タイム。グループの1人は「すっきりしたので、午後から活動的になれそう」とのこと。もう1人は「ぼーっとした状態なので、午後はお昼寝します」と話していて、同じプログラムを受けても、感じ方は本当に人それぞれなんだなと思いました。

わたしは、意外と姿勢を保つのがむずかしかったことを話しました。その感覚は2人にもあったみたいです。共感してもらえたので、「わたしだけじゃないんだ」と安心できました。それから、からだの鍛え方の話など、みんなでいろんな雑談をしていたら、少し気分が晴れてきました。

はじめて体験したマインドフルネス。頭では理解できた気がするけれど、感覚的にはまだまだ身につけられていないと思います。でも、わたしにはゆるむことが必要なんだということが、少しずつ見えてきた気がします。

講師の渡辺さんが「マインドフルネスは筋トレのようなもの。何度も繰り返し行うことで、少しずつ今に集中できるようになりますよ」と言っていたので、自宅でも今日のワークを思い出してやってみようと思います。

  • ゆるむことの大切さに気づく
  • ただありのままでいる
  • 過去でも未来でもなく、今に集中
  • 雑念はいったんおいておく
  • からだをほぐすと、心がほぐれる
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